「なぜあなたは論文がかけないのか」で論文を書くための方法を探る
研究者に必要なこと。それは論文を書くこと。でも、そんなスラスラ論文を書ける人はそう多くはない。そんな人たちの助けになる本がありました。
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「なぜあなたは論文が書けないのか」 佐藤正昭 著
衝撃的なタイトルです。こんな書けないことをストレートにタイトルにしている論文を書くための指南書は初めて見た気がしました。そんなタイトルだったので手に取ってみたってのもあります。
Q1の“何のためにあなたは論文を書くのか、明確な答えがあるか?”、Q2の“論文を書くことはあなたの人生にとって無駄ではないと言い切れるか?”って質問がストレートでいい。
先ず、この2つの質問から、自分がどうしたいのかを考えてみて、そこに価値が見出せるなら、大変でも論文を書くというミッションに取り組んでみても時間の無駄ではない。
論文を書く過程で、一つずつぶち当たる壁を詳細に説明し、その対応方法を示してくれている。
実際の文章の校正も例示してくれているので、わかりやすいです。医療系の文章ですが、理系全般に応用できる内容です。
学生の時にこの本に出会っていれば・・・と真剣に思っています。
卒業論文、修士論文をこれから書こうとしている学部生、大学院生、学術論文、学位論文を書かなくてはいけない博士課程に在籍中のドクターの院生、ポスドクや助教などの若手で論文の業績が必要なのになかなか書けていない人。そんな人たちに読んで欲しい一冊です。
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