「最強スパイの仕事術」「最強マフィアの仕事術」最強の職業から仕事術を学ぶ
仕事の職種は違っても、一流の人の仕事ぶりは概ね一緒じゃないかと思う。
ある分野を極めた者の仕事の仕方は、他の分野でもきっと参考になる。
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「最強スパイの仕事術」 ピーター・アーネスト/マリアン・カリンチ 著 福井久美子 訳
CIAで活躍したピーター・アーネストは、企業の経営幹部として活躍している。
彼の仕事の経験やCIAのやり方、スパイの仕事術をビジネスマンに生かせるのだろうか。
CIAの人材として求められる5つの条件は、どの職種でも必要とされる条件なのではないかと思う。
ちゃんと仕事をするためには。
一生懸命、仕事を遂行しようとする人なら、きっと持っていると思う。
CIAの採用手順も書いていたのでおもしろい。
ってか、公開していい内容なのかな。
人を育てる項目は、読んでいて勉強になる。
学生を指導したり、ラボを健全に回すにはとても参考になる。
実践していた内容もあったし、新しい視点も与えてくれた。
他には、仕事をしていく上で必要なスキルが、具体的な例を挙げながらわかりやすく解説されている。
「最強マフィアの仕事術」 マイケル・フランゼーゼ 著 花塚恵 訳
マフィアの幹部、マイケル・フランゼーゼが教えてくれる仕事術。
何に一番興味を惹かれるかと言えば、マフィアという組織の仕事術をピックアップしてることだ。
マフィアって・・・
でも、おもしろいことに、マフィアの組織もビジネスの組織も、構成は似ている。
もちろん、犯罪はダメだ。
法律は犯してはいけない。
でも、仕事に取り組む姿勢を考察するなら、マフィアでも全く問題ない。
マフィアだった当時に経験した仕事の内容とかも書いている。
通常では知り得ないマフィアの仕事なのでおもしろかった。
“基本を知らないヤツは何をやっても成功できない”
“失敗はいつか成功するためのものだ”
“本当の成功とは?自分にとっての「成功」を定義せよ”
トピックが目を引く。
マキャベリとソロモンの格言が随所に入っていておもしろい。
マキャベリはイタリアの政治思想家。
ソロモンは古代イスラエルの王。
2人の考え方の対比も示されているから、構成がおもしろかった。
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