映画「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」三ツ星レストランの厨房は戦闘の場所だ
予告を観た時におもしろそうって思ったのと、ジャン・レノが出演の作品だったので観てみたら当りでした。
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~ Comme un chef
2012年12月に公開された。
キャスト
アレクサンドル・ラガルド:三ツ星レストラン「カルゴ・ラガルド」のシェフ。ジャン・レノ。
ジャッキー・ボノ:有名なシェフのレシピを完璧に暗記していて、料理人を目指している。ミカエル・ユーン。
ベアトリス:ジャッキーの恋人。ラファエル・アゴゲ。
スタニスラス・マテール:レストランの経営者。ジュリアン・ボワッスリエ。
アマンディーヌ・ラガルド:アレクサンドルの娘で学位審査を控えた学生。サロメ・ステヴナン。
あらすじ
天才的な料理の才能があるが強いこだわりのために職を転々とするジャッキーは、超有名な三ツ星シェフのアレクサンドルの元で働くことになる。
見どころ
ジャン・レノがむちゃくちゃ偏屈な天才料理人をむちゃくちゃうまく演じてる。別のキャラの偏屈な天才料理人のジャッキーを演じてるミカエル・ユーンもめっちゃおもしろい。
マテールがむちゃくちゃアレクサンドルをこき下ろしてたのに、周りの審査員がむちゃくちゃ褒めたら、いきなり褒める側になったのが調子いい嫌なヤツやなって思った。
カルゴ・ラガルドの新しいシェフになったジャッキーが、シェフの服を注文しに行くとこまでもかっこよかったけど、店のアシスタントたちの分の服を注文したのもかっこよかった。
仕事一筋で家庭にあまりかかわってこなかった父親像のアレクサンドルが、アマンディーヌの怒りも諦めにもうまく対処できなかったけど、徐々に家族に尽くそうと努力していく姿はカッコ良かった。
好きなシーン
ベアトリスが老人施設の厨房に来てるって気付かずに遠隔でずっと話続けてるのが爆笑だった。
ベアトリスがなんで起こっているのかわからずに、プロポーズをするジャッキーがさらにベアトリスを怒らしてしまうシーンが、相手の気持ちを理解できない空気読めない典型的な人物像を表現していた。でも、ちょっと間抜けだけどなぜか憎めないジャッキーには親しみがわく。
調査のために日本人のカッコをして店に潜入したアレクサンドルとジャッキーが、典型的な外国人がイメージする日本人って感じで爆笑してしまった。あんなカッコをした日本人なんていない(笑)。ジャッキーがこんにちはとありがとうしか言ってなくてさらに爆笑してしまった。
学位審査の朝に、超有名シェフが朝ごはんを作ってくれるって、ものすごく最高の朝だと思う。
シェフたちを引き連れて、シェフの服を着て、食材を買いに行くシーンは、みんないかつい顔しながら並んで歩いてるのがかっこよかった。
アレクサンドルの料理番組をエッフェル塔が背景の場所で料理してるシーンがよかった。アレクサンドルとジャッキーがケンカしだすのもおもしろいけど、実際の料理番組でケンカしだしたら、番組スタッフも困るし、視聴者も笑えないとは思うけど。
最後に
コメディ要素も感動要素も料理の専門要素もしっかりあって、むちゃくちゃ悪役もおらず、ちょっと嫌な奴も最後にお仕置きが下ってっていう全体的にいいバランスの映画だった。
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