グレッグ・マキューン「エッシェンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする」集中すべきことを知る


ビジネス書のベストセラーとして度々目にしていたので、ずっと読んでみたいと思っていた本。

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エッシェンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする


著者:グレッグ・マキューン

翻訳:高橋璃子

出版社:かんき出版

ジャンル:ビジネス・経済


概要


エッセンシャルな思考とは何か。エッセンシャル思考ができるとどんな自分になれるのか。


学び


「今、自分は正しいことに力を注いでいるのか?と絶えず問い続ける」ことを常にしたい。

「努力した分だけ報われるというのは、ただの幻想だ。残念ながら、世の中はそこまで単純ではない。」厳しい言葉だけど、真理だと思う。

「本当に重要なものごとを見極めるために必要なことは、じっくり考える余裕、情報を集める時間、遊び心、十分な睡眠、そして何を選ぶかの5つ。」この5つを実践できるように取り組みたい。

「遊びは、生きるために必要不可欠なものだ。」「アインシュタインは実験という行為こそ、精神が遊びを求めている何よりの証拠だと考えた。」遊びって言葉の深さは重要。遊びの意味をはき違えない様にしたい。

「本当に重要なことはめったにない。ほとんどはただのゴミだ。」かなり強烈な言葉だけど、意味は分かる。

「エッセンシャル思考のリーダーは、メンバーの役割をとことん明確に規定する。また、正しい情報を正しい人に正しいタイミングで伝える。具体的で簡潔な言葉を使い、誤解の余地がないように話す。」こういうリーダーの下で働きたいし、リーダーにならなくとも、こういう人間でありたい。

エッセンシャル思考をするためには。睡眠もむちゃくちゃ重要だということ。


印象に残った内容


ディーター・ラムスの「Weniger, aber besser(より少なく、しかしより良く)」って言葉が、エッセンシャル思考を端的にわかりやすく説明している言葉。

「自分に正直に生きるというのは、単にわがままになることではない。人生をシンプルにして、本当に重要なことだけに集中するのだ。」この文章を読んだとき、自分にかけてもらった言葉のような気がした。

「「より少なく、しかしより良く」は未来へ向かうイノベーション」って言葉が一番印象に残った。

マデレイン・レングルの「われわれを人間にするのは、選択する能力である。」人間の真理を表す言葉。また、「選択とは、行動なのだ。与えられるものではなく、つかみとるものだ。」って選択するために行動することの重要さを教えられた。

「集中は向こうからやってくるものではない。だから、集中できる状況に自ら飛び込んでいくことが必要なのだ。」どの状況にでも使える集中の方法。

「ささいなことに気をとられすぎると、大局を見失う。仕事や生き方でも同じだ。」自分にも経験したことあるので、はっとさせられた。

「集中した質の高い練習こそが一流生み出す」はバイオリニストの調査で明らかになった考え方だけど、スポーツにも当てはまる。

「エッセンシャル思考の人は、すべてが思いどおりには行かないことを知っている」これを知っているからこそエッセンシャル思考に至るのかもしれない。

ヘンリー・B・アイリングの言葉「大きな進歩を望むなら、日々何度も繰り返す小さな行動にこそ着目すべきです。小さな改善を地道に繰り返すことが、大きな変化につながるのです。」先ずは日々地道に取り組むことが大事で、これを心掛けたい。


最後に


全体的にわかりやすい、読みやすい文章構成だった。

エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の比較が出てくるので、文章を読むのが苦手でも、その表を確認すれば理解しやすい。


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