韓国ドラマ「天気が良ければ会いにゆきます」都会の人間関係に疲れたら田舎暮らしを考えてみたくなる
「キム秘書はいったいなぜ?」のパク・ミニョンの主演ドラマだったので、観るっていう選択1択でした。
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天気が良ければ会いにゆきます
2020年に放送された。
キャスト
モク・へウォン:ソウルでチェロ講師をしていた。高校時代を過ごした町に戻ってくる。パク・ミニョン。
イム・ウンソプ:へウォンの高校の同級生。古民家で書店を経営している。ソ・ガンジュン。
イ・ジャンウ:ウンソプの同級生。市の公務員。イ・ジェウク。
キム・ボヨン:へウォン、ウンソプの同級生。英語塾の講師をしている。イム・セミ。
オ・ヨンウ:へウォンの同級生。ソウルでバリスタをしている。キム・ヨンデ。
イム・フィ:ウンソプの妹で高校生。キム・ファニ。
シム・ミョンヨ:へウォンの叔母。元ベストセラー作家。ムン・ジョンヒ。
シム・ミョンジュ:へウォンの母親。チン・ヒギョン。
あらすじ
ソウルでチェロ講師をしていたへウォンが辞めて高校時代を過ごした場所に戻ってきて、書店を経営している同級生のウンソプと再会する。
見どころ
高校でいじめてきた子たちにやり返したへウォンが、なぜ非難されないといけないのかって泣きながら訴えるパク・ミニョンの演技がよかった。
ウンソプの妹・フィのむちゃくそ明るい性格が、どんなシーンでもクスッと笑えて元気がもらえる。
町の高校の大同窓会みたいなのを開催する試みがおもしろいと思った。これまで様々な学年が学校に集まって、廊下に飾られた卒業アルバムを観返したり、飲み会する催しってなかなかないからいい。小さい町やからできるのかもしれないけど。
サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」が出てきた時、ちょっとテンションが上がった。攻殻機動隊でも出てくるので、知ってる本のタイトルが出てくるとうれしい。
ウンソプが実父との写真を持っていると知ったフィが、嫉妬するから捨ててほしいって言ったのがかわいい。いつも文句言ってるけど、兄のことを慕っている感じがいい。
好きなシーン
へウォンが「誤解って何?あなたの解釈に問題がある、意志疎通のセンスがないから勘違いしたんだ。とあくまで人のせいにする言い訳よ」って言葉がむちゃくちゃわかる。
同窓会の日にへウォンの家の前まで迎えに行ったヨンウの行動が男前すぎる。高校生の時に食堂で一人でご飯を食べているへウォンを一人にしないためのヨンウの助け方がむちゃくちゃクール。告白のし方もむちゃくちゃクール。もてる男の理想形な感じ。
へウォンがウンソプの家を出ていく時に、ウンソプが追いかけて来たのを懐中電灯の光で気付いた時のへウォンの笑顔が超いい。
ウンソプにちょっと拒否られるような態度をとられたへウォンの落胆した表情が何とも言えない。
エンディングのグッドナイト書房の非公開ブログの内容で、「一人の方がよく見えることがあるし、孤独から学ぶことは案外悪くない。期待が少ないほど平穏に暮らせる。心から望むものができると苦しい。でも僕にだって欲望がないわけじゃない。」って言葉が好き。
フィが好きな先輩を読書会に連れてきた時、ウンソプがちょっと敵意を見せているのがおもしろかった。
最終話で、へウォン、母親のミョンジュ、叔母のミョンヨの3人で店でご飯を食べているシーンが印象的だった。
最後に
それぞれのキャラクターの性格、過去の出来事、どう思って生きて来たか、どう乗り越えて来たか、などの心情が丁寧に描かれていたので、いろいろな人の感情を学べた。
シビアな内容もあったけど、観ていてもそれほど重く感じなかった。
美しい風景が観れたので、癒されるって予告が理解できる作品だった。
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