映画「天気の子」雨と晴れと少年と少女の物語
同監督の前作「君の名は。」が日本中で大ブレークしてたのをよそに、全くその流れに乗らずに過ごしてきたが、新作の映画が公開されて、なんとなく観に行ってみるかと思って観に行ったら、思いのほかおもしろかったです。
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天気の子
2019年7月に公開された。
キャスト
森嶋穂高:家出して、東京に来て、ネットカフェに寝泊まりしている高校1年生。醍醐虎汰朗。
天野陽菜:局所的な地域を一時的に晴れにする能力を持つ中学3年生。森七菜。
須賀圭介:雑誌記事を寄稿する会社を経営。小栗旬。
須賀夏海:圭介の姪で就活中の大学生。本田翼。
天野凪:陽菜の弟で小学5年生。吉柳咲良。
あらすじ
異常気象で雨が続く東京で、家出した少年と一時的に晴れにする能力を持つ少女が出会う。
見どころ
街中、ビルディング、雨、雲、光が差し込むシーン、どの映像もむっちゃキレイでびっくりする。個人的には、バスの中の映像がリアルすぎる感じが好きなのと、水たまりに雨が跳ねる映像が好き。
占い師の声を聴いた瞬間、野沢さんやってわかるのがいい。
小学生でむちゃくちゃモテる凪の発する言葉が大人過ぎておもしろい。その凪を先輩と呼ぶ穂高がさらにおもしろい。
好きなシーン
須賀圭介の会社がいろんなもののが散乱しててちょっと汚いけど、オフィスって感じの雑然としてる感じがいい。カウンターもあって、半地下みたいなトコに位置してるから、以前はバーとして使われていたとこをオフィスにしたんかな。
須賀の会社でバイトを始めた穂高が大変そうやけど、必死に仕事して充実していく過程がいい。
夏海の毒舌な言葉がいい。思い通りに行かない人生とわかりつつ、一生懸命に日々を過ごしてる姿がいい。
雨が降り続けて、ちょっと水に沈んだ東京の風景がキレイだった。
3年後、須賀のオフィスがなんか立派になって社員もいたのにびっくりした。須賀が穂高に「世界なんかどうせ狂ってんだから」って言葉が印象的に残る。
最後に
ストーリーはかなりファンタジーなので現実に起きることはないけど、近年の異常気象(と言っていいのかわからないけど)の感じが進み過ぎると、これに近いイメージの世界になってもおかしくはないのかと思った。
「君の名は。」を見ていないのに、その主人公の2人が出てきたシーンに気づくという自分でも意味のわからなさ。解釈に悩む作品なのかなと勝手に思っていたけど、普通におもしろいと感じる作品だったので、「君の名は。」も見てみようと思った。順番が逆だけど。
声優が有名俳優が多く出演してた。最近のアニメ映画の声優も結構俳優やってる人たちが多いので、トレンドなのかな。違和感なく声優ができてたらそれでいいと思うけど。
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