韓国ドラマ「彼はサイコメトラー-He is Psychometric-」サイコメトリー能力で記憶の断片を読む
タイトルでおもしろそうだと思って観てみたら、ただの事件捜査ストーリーではなくておもしろかった。
スポンサーリンク
彼はサイコメトラー-He is Psychometric-
2019年に韓国で放送された。
キャスト
イ・アン:触れたものの記憶を読むサイコメトリー能力を持つ。ジニョン。
ユン・ジェイン:火災事件の容疑者の娘。アンと同じ高校だった。警察官になる。シン・イェイン。
カン・ソンモ:火災事件でアンを助け、保護者代わりをしている。検事。キム・グォン。
ウン・ジス:アンの能力を知る刑事。ダソム。
イ・デボン:アンの能力を知る親友。ノ・ジェンヒョン。
ウン・ビョンホ:ジスの父親で警視庁の長官。オム・ヒョンプ。
キム・ソヒョン:ジェインの幼馴染で保育士。コ・ユンジョン。
ユン・テハ:ジェインの父親で火災事件の容疑者。チョン・ソギョン。
あらすじ
サイコメトリー能力を持つアンは、同級生のジェイン、検事のソンモ、刑事のジスとともに両親を亡くした火災事件の真相に迫る。
見どころ
アン、ジェイン、ソンモをつなげている一つの事件から、それぞれの心の傷が明らかになり、その傷に向き合いながら成長していく姿が見れる。
サイコメトリー能力を向上させるために、触って実践するだけじゃなくて、心理学とか犯罪関連の本を読んで知識をインプットして、さらに感想を欠かすことでアウトプットスキルを磨くってやり方が研究的な視点でおもしろい。実験もこなしてスキルを磨きつつ、論文も読んで知識もいれることで、さらに実験で必要なデータを取得していくって過程が似ている。
後半はアンの両親が亡くなった団地火災事件の真相解明をメインにストーリーが進むけど、ジスとソンモが直視できない重めのストーリーになってて、観てて悲しくなった。
ソンモの子供のころの経験、高校生の時の母親を守るために起こした行動、大人になって大切な人を失う経験、って壮絶な人生を送ってきて正常に生きれる気がしない。もちろんドラマでの話なんやけど。
ジスの言葉を思い出しながら、ソンモが「戻るには遅すぎる」って言った言葉の意味が初めはわからなかったけど、最終話まで観たらその言葉の意味が理解できた。
アンのナレーションで「つらい過去を捨て新しい人生を歩む人もいるが、永遠に過去にとらわれたまま未来を壊す人もいる」ってセリフが印象的だった。私は前者のように生きたい。
好きなシーン
アンがサイコメトリーで指先に触れたものから読み取る瞬間の映像が、データ情報が上がってくる様なデジタル情報っぽくて、その表現の仕方の映像が好き。
アンとジェインが再会して、駐車場でアンに歩み寄るジェインの姿が、なぜかすごく印象に残る映像だった。
アンがいい間違いをして、ジェイン、ソンモ、ジスが突っ込むっていうお決まりのシーンでいつも笑ってします。
雪が降っている中、アンとジェインが公園のブランコで話してるシーンがむっちゃきれいやった。
アンとジェインが勝手に乗り込んだ怪しい会社での、2人のアクションシーンがかっこよかった。
ソンモの部屋に飾っていた絵が、獅子が現在、狼が過去、犬が未来を表し、過去から学び、未来を壊さないように、今は慎重に行動しろって意味があったのが深い。
ジェインが父親の面会の後に、アンと二人で歩いてる場所が、木の緑の色と二人の服の淡い色がむっちゃマッチしていて、キレイな映像やった。
ストーリーの終盤はつらい真実が次々と明らかになっていったけど、アンとジェインの幸せそうな笑顔で終わったのはよかった。
最後に
サイコメトリーを使った事件解決系のストーリーかと思いきや、サイコメトリー能力は付属で、メインは事件の真相と事件に関わる人間模様だった。
スポンサーリンク